最先端のシックハウス対策

2塗料の現状把握

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2塗料の現状把握

・塗料の安全性を確認する為にMSDS(製品安全データシート)を確認する

が、MSDSに肝心の有害化学物質の名称が記載されていないケースが多

い。  (防腐剤、可塑剤等の記載のみ、ホルムアルデヒドやトルエンが使

用されていても記載なし。)

・ノントルエン、ノンキシレンの表示がされるようになって来たが、アスベスト

と同じで、ノン・・・の製品にはトルエン、キシレンが含まれているケースが

非常に多い。ゼロ・・・の表示なら使用できるが,紛らわしい表示になってい

る。

・使用されている有害化学物質名を問い合わせても、「企業秘密」を理由に

回答しない。成分表もなかなか出て来ない。

・国産の塗料は8%(製品価格+輸送経費等)の関税に守られている。

工業製品は国産が優れていると思われがちですが、塗料は欧米に大きく

遅れている。

・国内に流通しているウレタンにはトルエンが防腐剤として使用されている

ケースが多い。

・塗料メーカーは塗料製造の過程で添加していないことを理由に一切使用

していないと宣伝して販売している。(使用している自覚が無い)

・吸着分解塗料は原因を放置したままなので、根本的な解決にならない。

吸着分解の壁材もある一定のレベルまでは吸着、分解出来るが、そのレベ

ルを超えると壁材に含まれる有害物質と、吸着した有害物質をまとめて吐

き出すケースがあり危険性の認識が必要。

・シックハウス対策の為に作られたJIS A 1901の小型チャンバー試験が

出来たのに国産のどの塗料も試験しない。(ガスクロ分析の為、自社製品

の有害性の証明になってしまう為と考えられる)

・高気密高断熱な建物が多くなって来て、以前の様に自然換気が行われな

い為、汚染物質が室内から出て行けない。有害化学物質が室内と壁や天

井を出たり入ったりして汚染が更に解消されにくくなってしまっている。



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