最先端のシックハウス対策
数年前のニュースになりますが、
アメリカの学校で銃の乱射事件が報道されました。
これを見たときは、遠い国の出来事で、関係ない話しだと思っていました。
つい最近、ある輸入商社の方とお話しをする機会があり、
その話の中で、銃の乱射事件が校舎の工事が終わった1週間後に
起きたことを知りました。
アメリカでは直ぐに原因究明と対策が採られました。
一時期、日本でも「切れる」子供達の事が問題になりましたが、
専門医の話によりますと、3割から4割は有害化学物質の
影響であるとの事です。
1970年代から建材や塗料に含まれる有害化学物質の影響を疑い
研究を続けていたアメリカでは、有害性が報告されている物質を排除し
安全な製品に置き換えられました。
今、全米の40%の学校では、カリフォルニア州で始まった
安全な学校を作るガイドライン「CHPS」に沿って作られるようになっています。
これは、製品の安全性を精密分析(ガスクロマトグラフィ−)され、
毎年試験を受ける事を課したSCSのゴールドの証明を
受けた製品を使って、学校を作っています。
このシステムを使ったカリフォルニア州の学校では成績が上がり、
欠席率が下がり、州の医療費が下がったと報告されています。
日本では、未だにMSDS(製品安全データシート)に1%未満の
物質の記載義務が無かったり、企業秘密という理由でユーザーに
正確な情報が伝わらないようになっています。
製品の改良は遅れ、製品の安全性に大きな差が生まれてしまいました。
残念な事です。
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